【活用ガイド】

JVNDB-2006-000953

Shadow-utils の useradd におけるメールボックスの作成時に適切なパーミッションが設定されない問題

概要

shadow-utils に含まれている useradd には、新規ユーザのメールボックス作成時の open() 関数に関連する処理の不備により、ユーザのメールボックスに適切なパーミッションが設定されない問題があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.7 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 4.0 
  • Asianux Server 4.0 (x86-64) 
  • Asianux Server 3.0 
  • Asianux Server 3.0 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 3.0 

想定される影響

新しいユーザーメールボックスを作成する際に、悪意のあるローカルユーザによってメールボックスを閲覧または変更される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サイバートラスト株式会社 レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-1174
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-1174
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#312692
  3. Secunia Advisory : SA20370
  4. SecurityFocus : 18111
  5. ISS X-Force Database : 26958
  6. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-2006
更新履歴

  • [2007年05月22日]
      掲載
    [2007年06月15日]
      影響を受けるシステムを更新しました。
      ベンダ情報: レッドハットの情報を追加しました。
    [2007年06月22日]
      影響を受けるシステムを更新しました。
      ベンダ情報: ミラクル・リナックスの情報を追加しました。