【活用ガイド】

JVNDB-2006-000950

FastJar および GNU GCC におけるディレクトリトラバーサルの脆弱性

概要

FastJar には、ファイル名に "../" を含む jar ファイルを処理した際に、ディレクトリトラバーサルの脆弱性が存在します。FastJar は GNU GCC 4.1.x 以前に含まれているため、GCC にも影響があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


FastJar
  • FastJar 0.93 (その他バージョンも影響を受ける可能性があります)
GNU Project
  • GNU GCC 3.x
  • GNU GCC 4.0.x、4.1.x
サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 4.0 
  • Asianux Server 4.0 (x86-64) 
  • Asianux Server 3.0 
  • Asianux Server 3.0 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 3.0 

想定される影響

第三者が細工した jar ファイルを解凍処理することで、任意のファイルを上書きされる可能性があります。
対策

ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

FastJar GNU Project サイバートラスト株式会社
  • MIRACLE LINUX アップデート情報 : gcc (V4.0)
  • MIRACLE LINUX アップデート情報 : gcc (V3.0)
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-3619
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-3619
  2. Secunia Advisory : SA21100
  3. Secunia Advisory : SA17839
  4. SecurityFocus : 15669
  5. ISS X-Force Database : 27806
  6. SecurityTracker : 1017987
  7. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-2866
  8. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 21337
更新履歴

  • [2007年05月22日]
      掲載
    [2007年06月15日]
      影響を受けるシステムを更新しました。
      ベンダ情報: レッドハットの情報を追加しました。
    [2007年06月22日]
      影響を受けるシステムを更新しました。
      ベンダ情報: ミラクル・リナックスの情報を追加しました。