【活用ガイド】

JVNDB-2006-000828

Sun Solaris の ld.so.1 におけるディレクトリトラバーサルの脆弱性

概要

Sun Solaris の ld.so.1 にはファイルのロケールの指定に使用される LANG 環境変数に対するチェックが不適切であるために、ディレクトリトラバーサルを利用して任意のフォーマットストリングを含むファイルを指定可能である脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


サン・マイクロシステムズ
  • Sun Solaris 10 (sparc) 
  • Sun Solaris 10 (x86) 
  • Sun Solaris 8 (sparc) 
  • Sun Solaris 8 (x86) 
  • Sun Solaris 9 (sparc) 
  • Sun Solaris 9 (x86) 

想定される影響

CVE-2006-6494 の脆弱性と組合せて悪用されてしまうことで、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サン・マイクロシステムズ
  • Sun Alert Notification : 102724
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-6494
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-6494
  2. SecurityFocus : 21564
  3. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-4979
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載