【活用ガイド】

JVNDB-2006-000764

IBM Lotus Domio の NRPC プロトコルに関する情報漏洩の脆弱性

概要

IBM Lotus Domino には、クライアントが NRPC(Notes Remote Procedure Call)サービスに接続する際、Domino サーバに存在するユーザ名と存在しないユーザ名とでエラーのレスポンス内容が異なるため、ユーザ名を推測可能な問題が存在します。さらに、正規のユーザ名を使用して、そのユーザの User.ID ファイルをダウンロードすることが可能な脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM Domino (旧 IBM Lotus Domino) 6.0.5 およびそれ以前
  • IBM Domino (旧 IBM Lotus Domino) 6.5.5 FP1 およびそれ以前
  • IBM Domino (旧 IBM Lotus Domino) 7.0.1 およびそれ以前

想定される影響

User.ID ファイルを使用したブルートフォース (総当り) 攻撃によって、有効なユーザ名およびパスワードを取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-5835
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-5835
  2. Secunia Advisory : SA22741
  3. SecurityFocus : 20960
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-4411
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載