【活用ガイド】

JVNDB-2006-000715

Oracle Database の複数コンポーネントにおける SQL インジェクションの脆弱性

概要

Oracle Database には、Change Data Capture (CDC) コンポーネントおよび Oracle Spatial コンポーネントに関連する複数の脆弱性が存在します。(DB04,DB07,DB08,DB12,DB16)
この脆弱性の詳細は不明ですが、信頼できる第三の機関からの報告によると、CDC コンポーネントの BUMP_SEQUENCE (DB04)、CREATE_SUBSCRIPTION (DB07)、EXTEND_WINDOW_LIST (DB08)、SUBSCRIBE (DB16) と COMPRESSDATA (DB12) に SQL インジェクションの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


オラクル
  • Oracle Database 10.1.0.5
  • Oracle Database 10.2.0.2

想定される影響

任意の SQL クエリを実行され、データベース内のデータの閲覧や改ざんを行われてしまう可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-5335
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-5335
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#736324
  3. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA06-291A
  4. Secunia Advisory : SA22396
  5. SecurityFocus : 20588
  6. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-4065
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載

公表日2006/10/17
登録日2007/04/01
最終更新日2007/04/01