【活用ガイド】

JVNDB-2006-000694

Sun Solaris の NSPR API における権限昇格の脆弱性

概要

Sun Solaris に含まれる Netscape ポータブル・ランタイム (NSPR) には、ログファイルの作成に使用する環境変数を不適切に取り扱うため、システム上の任意のファイルが上書き、あるいは作成される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


サン・マイクロシステムズ
  • Sun Solaris 10 (sparc) 
  • Sun Solaris 10 (x86) 

想定される影響

システムがサービス運用妨害 (DoS) 状態となる、あるいは権限昇格を許してしまう可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参考に適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サン・マイクロシステムズ
  • Sun Alert Notification : 102658
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-4842
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-4842
  2. Secunia Advisory : SA22348
  3. SecurityFocus : 20471
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-4016
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載