【活用ガイド】

JVNDB-2006-000590

Microsoft Powerpoint における不正な文字列の解析により任意のコードが実行される脆弱性

概要

Microsoft PowerPoint には、不正な形式の文字列を含む PowerPoint (.ppt) ファイルを表示する際、プレースホルダのデータ解析の処理においてメモリ領域が破壊される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.6 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft PowerPoint 2000
  • Microsoft PowerPoint 2002
  • Microsoft PowerPoint 2003

想定される影響

Microsoft PowerPoint を実行するユーザの権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Advisory : 925984
  • Microsoft Security Bulletin : MS06-058
  • マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ : 925984
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS06-058
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-4694
参考情報

  1. JVN : JVNTA06-283A
  2. JVN Status Tracking Notes : TRTA06-283A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-4694
  4. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2006-0017
  5. US-CERT Cyber Security Alerts : SA06-283A
  6. US-CERT Vulnerability Note : VU#231204
  7. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA06-283A
  8. SecurityFocus : 20226
  9. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-3794
  10. McAfee Virus Information : Exploit-PPT.d
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載