【活用ガイド】

JVNDB-2006-000563

GnuTLS の verify.c における RSA 署名が偽造される脆弱性

概要

GnuTLS の lib/x509/verify.c には、RSA 署名の検証において、ハッシュを生成する際の digestAlgorithm.parameters フィールドの取り扱いに不備が存在します。このため、公開指数が 3 である RSA 鍵による署名データが適切に処理されない脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


GNU Project
  • GnuTLS 1.4.2 およびそれ以前
サン・マイクロシステムズ
  • Sun Solaris 10 (sparc) 
  • Sun Solaris 10 (x86) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 

想定される影響

RSA 署名が偽造され、更なる攻撃に利用される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNU Project サン・マイクロシステムズ
  • Sun Alert Notification : 102970
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-4790
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-4790
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#845620
  3. SecurityFocus : 20027
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載
    [2007年06月28日]
      影響を受けるシステムを更新しました。
      ベンダ情報: サン・マイクロシステムズの情報を追加しました。

公表日2006/09/14
登録日2007/04/01
最終更新日2007/06/28