【活用ガイド】

JVNDB-2006-000537

PHP の ini_restore() 関数における制限回避の脆弱性

概要

PHP の ini_restore() 関数には、Apache HTTP Server の設定ファイル (httpd.conf や .htaccess) で PHP オプションの設定を行っている場合に、php.ini に記述される設定が適用されてしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


The PHP Group
  • PHP 4.4.4 およびそれ以前
  • PHP 5.1.6 およびそれ以前
ターボリナックス
  • Turbolinux Server 8  
  • Turbolinux Server 10  
  • Turbolinux Server 10 (x64) 

想定される影響

httpd.conf あるいは .htaccess で設定した safe_mode や open_basedir による制限が回避されてしまう可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

The PHP Group ターボリナックス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-4625
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-4625
  2. Secunia Advisory : SA22282
  3. SecurityFocus : 19933
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-4317
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載