【活用ガイド】

JVNDB-2006-000535

Cisco IOS の不正な GRE パケットによるアクセス制御を回避される脆弱性

概要

Cisco IOS には、ソースルーティング情報を含む GRE パケットの Offset フィールドに対するチェックが不適切であるため、カプセル化されたパケットを解除する際、ソースルーティング情報の開始位置が適切に計算されない脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS 12.0 
  • Cisco IOS 12.1 
  • Cisco IOS 12.2 

想定される影響

パケットの不適切な領域がソースルーティング情報として参照され、デバイスを送信元として解除されたパケットが転送される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-4650
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-4650
  2. Secunia Advisory : SA21783
  3. SecurityFocus : 19878
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-3502
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載