【活用ガイド】

JVNDB-2006-000531

BIND の再帰問い合わせ処理におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

BIND には、過度に大量の再帰問い合わせを処理した場合にキューが不適切に空になってしまうため、クエリーに対するレスポンスを受信した際に不整合が生じ、INSIST エラーが発生する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM AIX 5.2 
  • IBM AIX 5.3 
ISC, Inc.
  • BIND 9.3.2 およびそれ以前
ターボリナックス
  • Turbolinux Server 7  
  • Turbolinux Server 8  
  • Turbolinux Server 10  
  • Turbolinux Server 10 (x64) 

想定される影響

BIND で再帰問い合わせを許可している場合、 BIND がサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM ISC, Inc. ターボリナックス
  • Turbolinux Security Advisory (英語) : TLSA-2006-27
  • 製品セキュリティ情報 : TLSA-2006-27 (2007/02/23 現在 リンク切れ)
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-4096
参考情報

  1. JVN : JVNVU#697164
  2. JVN : NISCC-172003
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-4096
  4. US-CERT Vulnerability Note : VU#697164
  5. NISCC Vulnerability Advisory : 172003/NISCC/BIND9
  6. CPNI Vulnerability Advisory : 00590
  7. SecurityFocus : 19859
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載