【活用ガイド】

JVNDB-2006-000530

BIND の DNSSEC におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

BIND には、 DNSSEC における SIG (署名) レコードの取り扱いに不備があり、キャッシュサーバにおいては 2 件以上のリソースレコードセット (Rrset) をデータ署名した SIG レコードを処理した場合、また、コンテンツサーバにおいては複数の Rrset をデータ署名した SIG レコードを応答するようなクエリを処理した場合に、アサーションエラーが発生する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ISC, Inc.
  • BIND 9.3.2 およびそれ以前
ターボリナックス
  • Turbolinux Server 7  
  • Turbolinux Server 8  
  • Turbolinux Server 10  
  • Turbolinux Server 10 (x64) 

想定される影響

サービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ISC, Inc. ターボリナックス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 到達可能なアサーション(CWE-617) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-4095
参考情報

  1. JVN : JVNVU#915404
  2. JVN : NISCC-172003
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-4095
  4. US-CERT Vulnerability Note : VU#915404
  5. NISCC Vulnerability Advisory : 172003/NISCC/BIND9
  6. CPNI Vulnerability Advisory : 00590
  7. SecurityFocus : 19859
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載
  • [2024年03月05日]
      CVSS による深刻度:内容を更新
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新