【活用ガイド】

JVNDB-2006-000519

Windows 版の SSH Tectia における権限昇格の脆弱性

概要

Windows 版の SSH Tectia には、外部プログラムの実行時に、実行ファイルのパスに対する処理に不備が存在し、パスにスペースが含まれている場合、最短一致するプログラムを実行してしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


SSH コミュニケーションズ・セキュリティ
  • SSH Tectia Client 4.3.1J およびそれ以前
  • SSH Tectia Client 4.4.5 およびそれ以前
  • SSH Tectia Client 5.0.1 およびそれ以前
  • SSH Tectia Server 4.4.5 およびそれ以前
  • SSH Tectia Server 5.0.1 およびそれ以前

想定される影響

システム上に作成された不正なファイルが System 権限あるいは他のユーザ権限で実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

SSH コミュニケーションズ・セキュリティ
  • SSH Communications Security : 775
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-4315
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-4315
  2. SecurityFocus : 19679
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載

公表日2006/08/23
登録日2007/04/01
最終更新日2007/04/01