JVNDB-2006-000516
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Microsoft Internet Explorer の URLMON.DLL におけるヒープオーバーフローの脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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2006 年 8 月にリリースされた Microsoft Internet Explorer (IE) 用のパッチである MS06-042 には、URLMON.DLL に対する修正が含まれています。
当初リリースされた MS06-042 を適用した URLMON.DLL には、lstrcpynA 関数において URL の長さに対する境界チェックに不備が存在します。このため、HTTP 1.1 で Web コンテンツを圧縮して転送している、過度に長い URL を使用した Web サイトを表示した場合、ヒープオーバーフローが発生し、システムメモリを破壊される問題が存在します。
リモートの攻撃者に悪用された場合、IE を実行するユーザの権限で任意のコードが実行される可能性があります。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 部分的
- 完全性への影響(I): 部分的
- 可用性への影響(A): 部分的
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マイクロソフト
- Microsoft Internet Explorer 5.01
- Microsoft Internet Explorer 6
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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マイクロソフト
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- その他(CWE-Other) [NVD評価]
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- CVE-2006-3869
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- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-3869
- US-CERT Vulnerability Note : VU#821156
- SecurityFocus : 19987
- SecurityFocus : 19667
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