JVNDB-2006-000511
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Sun Solaris の format コマンドにおけるバッファオーバーフローの脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Sun Solaris の役割によるアクセス制御 (RBAC:Role-Based Access Control) は、通常は root 権限に限定されているタスクに対するユーザーアクセスを制御するセキュリティ機能です。
Sun Solaris に同梱される format(1M) コマンドにおけるシェルエスケープの処理には、バッファオーバーフローが発生する問題、および特定の RBAC で発生する詳細不明の問題が存在します。
Root 権限で format(1M) コマンドの実行を許可する RBAC プロファイル (デフォルトでは File System Management プロファイルが該当) に属するユーザに悪用された場合、root 権限で任意のコマンドあるいは任意のコードが実行される可能性があります。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
- 攻撃元区分: ローカル
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 全面的
- 完全性への影響(I): 全面的
- 可用性への影響(A): 全面的
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サン・マイクロシステムズ
- Sun Solaris 8 (sparc)
- Sun Solaris 8 (x86)
- Sun Solaris 9 (sparc)
- Sun Solaris 9 (x86)
- Sun Solaris 10 (sparc)
- Sun Solaris 10 (x86)
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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サン・マイクロシステムズ
- Sun Alert Notification : 102519
- Sun Alert Notification : 102514
- Sun Alert Notification 日本語版 : 102519
- Sun Alert Notification 日本語版 : 102514
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- その他(CWE-Other) [NVD評価]
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- CVE-2006-4319
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- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-4319
- SecurityFocus : 19657
- SecurityFocus : 19647
- SecurityFocus : 19643
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