JVNDB-2006-000487
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Microsoft Windows カーネルにおける不正な例外処理により任意のコードを実行される脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Microsoft Windows カーネルには、以下の複数の問題が存在します。
1) Windows 2000 の Winlogon プロセスにおいて、パスのチェックに不備が存在するため、不正な DLL が UserProfile ディレクトリ内に配置された場合、再度ユーザがログインした際にこの不正な DLL を実行してしまう問題が存在します。(CVE-2006-3443)
ローカルの攻撃者に悪用された場合、Loacal System 権限で任意のコードが実行される可能性があります。
2) メモリに存在するアプリケーションにおいて、不正な例外処理が発生する問題が存在します。(CVE-2006-3648)
リモートの攻撃者に悪用された場合、該当アプリケーションを実行する標的ユーザの権限で任意のコードを実行される可能性があります。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 部分的
- 完全性への影響(I): 部分的
- 可用性への影響(A): 部分的
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マイクロソフト
- Microsoft Windows 2000
- Microsoft Windows Server 2003
- Microsoft Windows Server 2003 (itanium)
- Microsoft Windows Server 2003 (x64)
- Microsoft Windows XP sp3
- Microsoft Windows XP (x64)
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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マイクロソフト
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- CVE-2006-3648
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- JVN : JVNTA06-220A
- JVN Status Tracking Notes : TRTA06-220A
- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-3648
- JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2006-0011
- 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて
- US-CERT Cyber Security Alerts : SA06-220A
- US-CERT Vulnerability Note : VU#411516
- US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA06-220A
- IPA 緊急対策情報 : 20060809-ms06-048
- IPA 緊急対策情報 : 20060810-ms06-040
- Secunia Advisory : SA21417
- SecurityFocus : 19384
- FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-3216
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