JVNDB-2006-000475
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Microsoft Windows の Winsock API におけるバッファオーバーフローの脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Microsoft Windows の DNS 機能には、以下の複数の問題が存在します。
・Winsock API におけるホスト名の名前解決の処理に不備が存在するため、バッファオーバーフローが発生する問題 (CVE-2006-3440)
・DNS クライアントサービスにおいて特定のレコードの処理に不備が存在するため、ヒープオーバーフローが発生する問題 (CVE-2006-3441)
リモートの攻撃者に悪用された場合、Winsock API を利用するプログラムの実行権限、あるいは DNS クライアントサービスの実行権限で任意のコードを実行される可能性があります。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 全面的
- 完全性への影響(I): 全面的
- 可用性への影響(A): 全面的
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マイクロソフト
- Microsoft Windows 2000
- Microsoft Windows Server 2003
- Microsoft Windows Server 2003 (itanium)
- Microsoft Windows Server 2003 (x64)
- Microsoft Windows XP sp3
- Microsoft Windows XP (x64)
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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マイクロソフト
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- CVE-2006-3440
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- JVN : JVNTA06-220A
- JVN Status Tracking Notes : TRTA06-220A
- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-3440
- JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2006-0011
- 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて
- US-CERT Cyber Security Alerts : SA06-220A
- US-CERT Vulnerability Note : VU#908276
- US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA06-220A
- IPA 緊急対策情報 : 20060809-ms06-048
- IPA 緊急対策情報 : 20060810-ms06-040
- Secunia Advisory : SA21394
- FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-3211
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