【活用ガイド】

JVNDB-2006-000473

IBM WebSphere Application Server における JSP ファイルのソースコードが漏洩する脆弱性

概要

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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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IBM WebSphere Application Server (WAS) には、以下の複数のセキュリティ上の問題が存在します。

・ファイルサービスが有効である場合に、SimpleFileServlet がパスに含まれる特殊な文字 (例えば空白) を適切に処理しないため、JSP ソースコードを開示してしまう問題 (PK24173)

・SimpleFileServlet の不備により、特定の URL リクエストが送信された場合に、マッピングで保護された JSP ソースコードを開示してしまう問題 (PQ91033)

リモートの攻撃者に悪用された場合、重要な情報が取得されてしまう可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM WebSphere Application Server 5.0.2.7 およびそれ以前
  • IBM WebSphere Application Server 5.0.1
  • IBM WebSphere Application Server 4.0.7
  • IBM WebSphere Application Server 4.0.6
  • IBM WebSphere Application Server 4.0.5
  • IBM WebSphere Application Server 4.0.4
  • IBM WebSphere Application Server 4.0.3

想定される影響

本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-3231
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-3231
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載