JVNDB-2006-000406
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Wireshark の SSH 解析部におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Wireshark (Ethereal) には以下の複数のセキュリティ上の問題が存在します。
・GSM BSSMAP 解析部でのクラッシュ (0.10.11 - 0.99.0) (CVE-2006-3627)
・ANSI MAP 解析部でのフォーマットストリング (0.10.0 - 0.99.0) (CVE-2006-3628)
・Checkpoint FW-1 解析部でのフォーマットストリング (0.10.10 - 0.99.0) (CVE-2006-3628)
・MQ 解析部でのフォーマットストリング (0.10.4 - 0.99.0) (CVE-2006-3628)
・XML 解析部でのフォーマットストリング (0.10.13 - 0.99.0) (CVE-2006-3628)
・MOUNT 解析部でのメモリの大量消費 (0.9.4 - 0.99.0) (CVE-2006-3629)
・NCP NMAS/NDPS 解析部での 1 つずれによるエラー (0.9.7 - 0.99.0) (CVE-2006-3630)
・NTP 解析部でのフォーマットストリング (0.10.13 - 0.99.0) (CVE-2006-3628)
・SSH 解析部での無限ループ (0.9.10 - 0.99.0) (CVE-2006-3631)
・NFS 解析部でのバッファオーバーフロー (0.8.16 - 0.99.0) (CVE-2006-3632)
リモートの攻撃者に悪用された場合、Wireshark がクラッシュしサービス不能状態に陥る、あるいは Wireshark の実行権限 (通常 root 権限) で任意のコードを実行される可能性があります。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): なし
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): 部分的
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レッドハット
- Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as)
- Red Hat Enterprise Linux 3 (as)
- Red Hat Enterprise Linux 4 (as)
- Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es)
- Red Hat Enterprise Linux 3 (es)
- Red Hat Enterprise Linux 4 (es)
- Red Hat Enterprise Linux 2.1 (ws)
- Red Hat Enterprise Linux 3 (ws)
- Red Hat Enterprise Linux 4 (ws)
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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レッドハット
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- リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
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- CVE-2006-3631
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- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-3631
- Secunia Advisory : SA21078
- SecurityFocus : 19051
- FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-2850
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