【活用ガイド】

JVNDB-2006-000395

Microsoft PowerPoint の mso.dll における不正な .ppt ファイルにより任意のコードを実行される脆弱性

概要

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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Microsoft PowerPoint の mso.dll ライブラリには、シェイプ解析を行うフィルタに不備が存在するため、不正な形式のシェイプ・コンテナを含むファイルを解析した場合にメモリ領域が破壊される問題が存在します。(CVE-2006-3590)

リモートの攻撃者に悪用された場合、PowerPoint を実行するユーザの権限で任意のコードが実行される可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.1 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft PowerPoint 2000
  • Microsoft PowerPoint 2002
  • Microsoft PowerPoint 2003

想定される影響

本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Advisory : 922970
  • Microsoft Security Bulletin : MS06-048
  • マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ : 922970
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS06-048
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-3655
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-3655
  2. Secunia Advisory : SA21061
  3. SecurityFocus : 18993
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-2815
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載