JVNDB-2006-000385
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Microsoft Office の文字列の解析処理におけるメモリ領域が破壊される脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Microsoft Office アプリケーションである Microsoft Access、Excel、Outlook、PowerPoint、Word には、以下の複数の問題が存在します。
・不正な形式の文字列の解析に不備が存在するため、メモリ領域が破壊される問題 (CVE-2006-1316)
・不正な形式のコントロールの解析に不備が存在するため、メモリ領域が破壊される問題 (CVE-2006-1318)
・mso.dll における文字列の解析に不備が存在するため、整数オーバーフローが生じる問題 (CVE-2006-1540)
・不正な形式のプロパティの解析に不備が存在するため、メモリ領域が破壊される問題 (CVE-2006-2389)
リモートの攻撃者に悪用された場合、標的ユーザの権限で任意のコードを実行される可能性があります。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 5.1 (警告) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 高
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 部分的
- 完全性への影響(I): 部分的
- 可用性への影響(A): 部分的
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マイクロソフト
- Microsoft Access 2000
- Microsoft Access 2002
- Microsoft Access 2003
- Microsoft Excel 2000
- Microsoft Excel 2002
- Microsoft Excel 2003
- Microsoft Outlook 2000
- Microsoft Outlook 2002
- Microsoft Outlook 2003
- Microsoft PowerPoint 2000
- Microsoft PowerPoint 2002
- Microsoft PowerPoint 2003
- Microsoft Word 2000
- Microsoft Word 2002
- Microsoft Word 2003
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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マイクロソフト
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- CVE-2006-1316
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- JVN : JVNTA06-192A
- JVN : JVNTA06-167A
- JVN Status Tracking Notes : TRTA06-192A
- JVN Status Tracking Notes : TRTA06-167A
- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-1316
- JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2006-0010
- 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて
- 警察庁 @police : マイクロソフト社の Microsoft Excel の脆弱性について
- US-CERT Cyber Security Alerts : SA06-192A
- US-CERT Vulnerability Note : VU#580036
- US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA06-167A
- US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA06-192A
- Secunia Advisory : SA21012
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