【活用ガイド】

JVNDB-2006-000371

Linux Kernel の PRCTL() システムコールにおける権限昇格の脆弱性

概要

Linux kernel において、権限を持たないプロセスが PR_SET_DUMPABLE フラグに値 2 をセットすることが可能であるため、本来書き込み権限のないディレクトリにコアダンプファイルを作成することが可能な脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 4.0 
  • Asianux Server 4.0 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 

想定される影響

過度にディスク領域が消費されシステムにサービス運用妨害 (DoS) 状態となる、あるいは root 権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サイバートラスト株式会社
  • MIRACLE LINUX アップデート情報 : kernel
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-2451
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-2451
  2. Secunia Advisory : SA20953
  3. SecurityFocus : 18874
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載