【活用ガイド】

JVNDB-2006-000366

libwmf ライブラリの player.c におけるヒープオーバーフローの脆弱性

概要

libwmf ライブラリに含まれる player.c には、WMF ファイルの MaxRecordSize ヘッダフィールドに対するチェックが不適切であるため、メモリ割り当てを行う際にヒープオーバーフローが発生する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


wvWare project
  • libwmf 0.2.8.4
サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 2.0 
  • Asianux Server 2.1 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 

想定される影響

libwmf を利用するアプリケーションがクラッシュし、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる、あるいは、libwmf を利用するアプリケーションの権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

wvWare project サイバートラスト株式会社 レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-3376
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-3376
  2. Secunia Advisory : SA20921
  3. SecurityFocus : 18751
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-2646
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載
    [2007年06月28日]
      影響を受けるシステムを更新しました。
      ベンダ情報: ミラクル・リナックスの情報を追加しました。

公表日2006/07/03
登録日2007/04/01
最終更新日2007/06/28