【活用ガイド】

JVNDB-2006-000357

Microsoft Internet Explorer における不適切な Object の処理によるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Microsoft Internet Explorer には、 Object 要素内のデータの取り扱いに不備があり、 gzip などで圧縮して配信される Web コンテンツにリダイレクトする処理が行われた場合、クロスドメインセキュリティモデルによる制限が適用されない脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 5.01
  • Microsoft Internet Explorer 6
  • Microsoft Internet Explorer 6 for Windows XP
  • Microsoft Internet Explorer 6 for Windows XP Professional x64 Edition
  • Microsoft Internet Explorer 6 for Windows Server 2003
  • Microsoft Internet Explorer 6 for Windows Server 2003 for Itanium-based Systems
  • Microsoft Internet Explorer 6 for Windows Server 2003 x64 Edition

想定される影響

他ドメインのコンテンツやデータが取得され、重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS06-042
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS06-042
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-3280
参考情報

  1. JVN : JVNTA06-220A
  2. JVN Status Tracking Notes : TRTA06-220A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-3280
  4. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2006-0011
  5. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて
  6. US-CERT Cyber Security Alerts : SA06-220A
  7. US-CERT Vulnerability Note : VU#883108
  8. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA06-220A
  9. IPA 緊急対策情報 : 20060809-ms06-048
  10. IPA 緊急対策情報 : 20060810-ms06-040
  11. Secunia Advisory : SA20825
  12. SecurityFocus : 18682
  13. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-2553
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載