【活用ガイド】

JVNDB-2006-000356

IBM WebSphere Application Server に UserNameToken のキャッシュが不適切に扱われる脆弱性

概要

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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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IBM WebSphere Application Server (WAS) には以下の複数のセキュリティ上の問題が存在します。

・ConfigService に関連するクラスのトレースが有効となっている場合に、データソースのパスワードがトレースファイルに平文で保存されてしまう問題 (PK21335)

・特定の構成オブジェクト・タイプが不適切に公開されてしまう問題 (PK22747)

・特定の状況下で JSP ファイルのソースコードが公開されてしまう問題 (PK22928, CVE-2006-3231)

・UserNameToken のキャッシュが不適切に扱われてしまう問題 (PK22951, CVE-2006-3232)

現時点で詳細は不明ですが、リモート/ローカルの攻撃者に悪用された場合、結果として重要な情報が取得される可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM WebSphere Application Server 6.0.2.9 およびそれ以前

想定される影響

本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-3232
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-3232
  2. Secunia Advisory : SA20732
  3. SecurityFocus : 18578
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-2482
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載