JVNDB-2006-000337
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Microsoft Windows の MRXSMB.SYS における任意のコードを実行される脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Microsoft Windows に同梱される SMB ドライバ (MRXSMB.SYS) には、以下の複数のセキュリティ上の問題が存在します。
・MrxSmbCscIoctlOpenForCopyChunk() 関数の妥当性のチェックに不備が存在するため、METHOD_NEITHER メソッドのフラグを利用しカーネルメモリを上書き可能な問題 (CVE-2006-2373)
・MrxSmbCscIoctlOpenForCopyChunk() 関数の妥当性のチェックに不備が存在するため、無効なファイルハンドルを処理した場合にデッドロック状態が発生し、サービス不能状態に陥る問題 (CVE-2006-2374)
ローカルの攻撃者に悪用された場合、Local System 権限を奪取される、あるいは標的システムがサービス不能状態に陥る可能性があります。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 全面的
- 完全性への影響(I): 全面的
- 可用性への影響(A): 全面的
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マイクロソフト
- Microsoft Windows 2000
- Microsoft Windows Server 2003
- Microsoft Windows Server 2003 (itanium)
- Microsoft Windows Server 2003 (x64)
- Microsoft Windows XP sp3
- Microsoft Windows XP (x64)
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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マイクロソフト
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- 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
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- CVE-2006-2373
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- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-2373
- Secunia Advisory : SA20635
- SecurityFocus : 18357
- SecurityFocus : 18356
- FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-2327
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