JVNDB-2006-000335
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Microsoft WIndows の RRAS におけるバッファオーバーフローの脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Microsoft Windows の Remote Access Connection Manager (RASMAN) は、ダイアルアップ接続や VPN 接続を管理するためのサービスであり、アプリケーションが RASAPI32.DLL をロードすると自動的に開始されます。
Microsoft Windows の RASMAN には、以下の複数の問題が存在します。
・PRC に関連するリクエストに対するチェックに不備が存在するため、メモリ領域が破壊される問題 (CVE-2006-2370)
・RPC に関連するリクエストに対するチェックに不備が存在するため、レジストリが破壊される問題 (CVE-2006-2371)
リモートあるいはローカルの攻撃者に悪用された場合、Local System 権限で任意のコードが実行される可能性があります。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 部分的
- 完全性への影響(I): 部分的
- 可用性への影響(A): 部分的
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マイクロソフト
- Microsoft Windows 2000
- Microsoft Windows Server 2003
- Microsoft Windows Server 2003 (itanium)
- Microsoft Windows Server 2003 (x64)
- Microsoft Windows XP sp3
- Microsoft Windows XP (x64)
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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マイクロソフト
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- CVE-2006-2370
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- JVN : JVNTA06-164A
- JVN Status Tracking Notes : TRTA06-164A
- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-2370
- JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2006-0007
- 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて
- US-CERT Cyber Security Alerts : SA06-164A
- US-CERT Vulnerability Note : VU#631516
- US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA06-164A
- IPA 緊急対策情報 : 20060614-ms06-021
- IPA 緊急対策情報 : 20060614-ms06-025
- Secunia Advisory : SA20630
- SecurityFocus : 18325
- FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-2323
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