【活用ガイド】

JVNDB-2006-000332

Microsoft Exchange Server の OWA におけるスクリプトを挿入可能な脆弱性

概要

Microsoft Exchange Server に実装されている Outlook Web Access (OWA) には、特定の電子メールを HTML 解析する際に、混入されたスクリプトを適切に除去しない脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Exchange Server 2000
  • Microsoft Exchange Server 2003

想定される影響

ユーザのセキュリティコンテキストで任意のスクリプトを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS06-029
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS06-029
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-1193
参考情報

  1. JVN : JVNTA06-164A
  2. JVN Status Tracking Notes : TRTA06-164A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-1193
  4. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2006-0007
  5. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて
  6. US-CERT Cyber Security Alerts : SA06-164A
  7. US-CERT Vulnerability Note : VU#138188
  8. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA06-164A
  9. IPA 緊急対策情報 : 20060614-ms06-021
  10. IPA 緊急対策情報 : 20060614-ms06-025
  11. Secunia Advisory : SA20029
  12. SecurityFocus : 18381
  13. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-2326
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載

公表日2006/06/13
登録日2007/04/01
最終更新日2007/04/01