【活用ガイド】

JVNDB-2006-000311

Microsoft Outlook Express における MHTML プロトコルの処理におけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Microsoft Outlook Express の Microsoft Internet Messaging ライブラリ (inetcomm.dll) には、MHTML プロトコルの処理の不備のため、異常に長い mhtml: 形式の URL を処理する際にバッファオーバーフローが発生する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Outlook Express 6

想定される影響

Microsoft Internet Messaging ライブラリを使用するアプリケーションがサービス運用妨害 (DoS) となる、あるいは、該当ライブラリを使用するアプリケーションの権限で任意のコードが実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS06-043
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS06-043
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-2766
参考情報

  1. JVN : JVNTA06-220A
  2. JVN Status Tracking Notes : TRTA06-220A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-2766
  4. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2006-0011
  5. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて
  6. US-CERT Cyber Security Alerts : SA06-220A
  7. US-CERT Vulnerability Note : VU#891204
  8. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA06-220A
  9. IPA 緊急対策情報 : 20060810-ms06-040
  10. IPA 緊急対策情報 : 20060809-ms06-048
  11. Secunia Advisory : SA20384
  12. SecurityFocus : 18198
  13. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-2088
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載