JVNDB-2006-000306
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PostgreSQL における特定のマルチバイト文字コードによる SQL インジェクションの脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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PostgreSQL には、SQL インジェクション攻撃が可能となる以下の複数の問題が存在します。
1) PostgreSQL サーバにおいて、無効なマルチバイト文字列の処理が不適切であるため、データベースと連携する Web アプリケーションでエスケープ処理が行われている場合に、このエスケープ処理を回避して SQL インジェクションが可能となる問題が存在します。(CVE-2006-2313)
リモートの攻撃者に悪用された場合、結果としてデータベース上で任意の SQL クエリを実行されてしまう可能性があります。
2) PostgreSQL サーバにおいて、特定のマルチバイト文字コード (SJIS, BIG5, GBK, GB18030, UHC など) が使用されている場合に、ASCII コードでバックスラッシュを表す "0x5c" の処理に不備が存在するため、データベースと連携する Web アプリケーションで ASCII シングルクォート文字を "\’" (本来は半角) のようにエスケープ処理を行っている場合に、このエスケープ処理を回避して SQL インジェクション攻撃が可能となる問題が存在します。(CVE-2006-2314)
リモートの攻撃者に悪用された場合、結果としてデータベース上で任意の SQL クエリを実行されてしまう可能性があります。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 部分的
- 完全性への影響(I): 部分的
- 可用性への影響(A): 部分的
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PostgreSQL.org
- PostgreSQL v7.3.14 およびそれ以前
- PostgreSQL v7.4.12 およびそれ以前
- PostgreSQL v8.0.7 およびそれ以前
- PostgreSQL v8.1.3 およびそれ以前
サイバートラスト株式会社
- Asianux Server 4.0
- Asianux Server 4.0 (x86-64)
- Asianux Server 2.0
- Asianux Server 2.1
ターボリナックス
- Turbolinux Server 7
- Turbolinux Server 8
レッドハット
- Red Hat Enterprise Linux 3 (as)
- Red Hat Enterprise Linux 4 (as)
- Red Hat Enterprise Linux 3 (es)
- Red Hat Enterprise Linux 4 (es)
- Red Hat Enterprise Linux 3 (ws)
- Red Hat Enterprise Linux 4 (ws)
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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PostgreSQL.org
サイバートラスト株式会社
- MIRACLE LINUX アップデート情報 : 440
- MIRACLE LINUX アップデート情報 : 1811
ターボリナックス
レッドハット
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- その他(CWE-Other) [NVD評価]
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- CVE-2006-2314
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- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-2314
- Secunia Advisory : SA20231
- SecurityFocus : 18092
- FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-1941
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- [2007年04月01日]
掲載
[2009年12月18日]
影響を受けるシステム:ミラクル・リナックス (1811) の情報を追加
ベンダ情報:ミラクル・リナックス (1811) を追加
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