【活用ガイド】

JVNDB-2006-000304

Linux Kernel が実装する Netfilter の do_add_counters() 関数に競合状態の脆弱性

概要

Linux Kernel の Netfilter における特定のモジュールは、do_add_counters() 関数においてパラメータに対するチェックに不備が存在するため、競合状態が発生する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 

想定される影響

システムの重要な情報を取得されてしまう、あるいはシステムを不正に停止される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-0039
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-0039
  2. Secunia Advisory : SA20185
  3. SecurityFocus : 18113
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-1893
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載