JVNDB-2006-000268
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Microsoft Windows の MIDL_user_allocate() 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Microsoft Distributed Transaction Coordinator (MSDTC) は、複数のサーバ間での分散トランザクションを提供するサービスです。Microsoft SQL Server や Microsoft Internet Information Services などで利用されています。
Micorosoft Windows の MSDTC サービスには、以下 2 つの問題が存在します。
・MSDTCPRX.DLL の CRpcIoManagerServer::BuildContext 関数において入力チェックに不備が存在するため、ヒープオーバーフローが発生する問題 (CVE-2006-0034)
・MSDTCPRX.DLL の MIDL_user_allocate 関数においてメモリ割り当て時の境界チェックに不備が存在するため、MSDTC サービスがクラッシュする問題 (CVE-2006-1184)
リモートの攻撃者に悪用された場合、MSDTC サービスが異常終了し、結果として MSDTC に依存するサービスがサービス不能状態に陥る可能性があります。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): なし
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): 部分的
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マイクロソフト
- Microsoft Windows 2000
- Microsoft Windows Server 2003 (itanium)
- Microsoft Windows Server 2003
- Microsoft Windows XP sp3
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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マイクロソフト
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- その他(CWE-Other) [NVD評価]
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- CVE-2006-1184
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- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-1184
- SecurityFocus : 17906
- SecurityFocus : 17905
- FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-1742
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