JVNDB-2006-000239

PHP の substr_compare() 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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PHP には以下の複数のセキュリティ上の問題が存在します。

1) wordwrap() 関数には、渡された文字列をメモリ領域に割り当てる際のバッファサイズの計算処理が不適切であるため、過度に長い文字列が関数に渡された場合にヒープオーバーフローを生じる問題が存在します。(CVE-2006-1990)

リモートの攻撃者に悪用された場合、Web サーバの実行権限で任意のコードが実行される可能性があります。

2) substr_compare() 関数には、入力値チェックに不備が存在するため、不正な length パラメータが指定された場合にメモリアクセス違反を生じる問題が存在します。(CVE-2006-1991)

リモートの攻撃者に利用された場合、PHP アプリケーションがサービス不能状態に陥る可能性があります。

The PHP Group

• PHP 4.3.11 およびそれ以前
• PHP 4.4.2 およびそれ以前
• PHP 5.0.5 およびそれ以前
• PHP 5.1.2 およびそれ以前

ターボリナックス

• Turbolinux Server 8  
• Turbolinux Server 10  
• Turbolinux Server 10 (x64) 

レッドハット

• Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as) 
• Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
• Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
• Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es) 
• Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
• Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
• Red Hat Enterprise Linux 2.1 (ws) 
• Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 
• Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 

本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。

The PHP Group

• PHP : ChangeLog-4
• PHP : ChangeLog-5
• PHP : release notes 4.4.3
• PHP : release notes 5.1.3

ターボリナックス

• Turbolinux Security Advisory (英語) : TLSA-2006-38
• 製品セキュリティ情報 : TLSA-2006-38

レッドハット

• Red Hat Security Advisory : RHSA-2006:0568
• Red Hat Security Advisory : RHSA-2006:0501
• レッドハット セキュリティーアップデート : RHSA-2006:0568

1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]

1. CVE-2006-1991

1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-1991
2. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-1500

• [2007年04月01日]
    掲載