【活用ガイド】

JVNDB-2006-000217

Oracle Database の DELETE_FROM_TABLE 関数による SQL インジェクションの脆弱性 (DB06)

概要

Oracle Database には、DBMS_LOGMNR_SESSION パッケージの DELETE_FROM_TABLE 関数を介して任意の SQL コマンドを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


オラクル
  • Oracle Database 9.2.0.7
  • Oracle Database 10.1.0.5

想定される影響

任意の SQL クエリを実行され、データベース内容の改ざんやデータの盗難などが行なわれる、あるいはサービス運用妨害(DoS)攻撃を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. SQLインジェクション(CWE-89) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-1871
参考情報

  1. JVN : JVNTA06-109A
  2. JVN Status Tracking Notes : TRTA06-109A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-1871
  4. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA06-109A
  5. SecurityFocus : 17590
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載