【活用ガイド】

JVNDB-2006-000175

Microsoft Internet Explorer の URLMON.DLL におけるメモリ領域が破壊される脆弱性

概要

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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Microsoft Internet Explorer には、以下の複数のセキュリティ上の問題が存在します。

・不正な HTML タグを処理した場合に、メモリ領域が破壊されてしまう問題 (CVE-2006-1188)

・URLMON.DLL において特定の 2 バイト文字を含む URL を処理した場合に、メモリ領域が破壊されてしまう問題 (CVE-2006-1189)

リモートの攻撃者に悪用された場合、IE を使用するユーザの権限で任意のコードを実行される可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows Server 2003
  • Microsoft Windows Server 2003 (itanium) 
  • Microsoft Windows Server 2003 (x64) 
  • Microsoft Windows XP sp3 
  • Microsoft Windows XP (x64) 

想定される影響

本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS06-013
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS06-013
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-1189
参考情報

  1. JVN : JVNTA06-101A
  2. JVN Status Tracking Notes : TRTA06-101A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-1189
  4. US-CERT Cyber Security Alerts : SA06-101A
  5. US-CERT Vulnerability Note : VU#341028
  6. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA06-101A
  7. Secunia Advisory : SA18957
  8. SecurityFocus : 17454
  9. X-Force Security Alerts and Advisories : 220
  10. X-Force Security Alerts and Advisories : 217
  11. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-1318
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載