JVNDB-2006-000173
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Microsoft Internet Explorer のインスタンス化におけるメモリ領域が破壊される脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Microsoft Internet Explorer には以下の複数の問題が存在します。
・Mshtml.dll において、単一の HTML タグに onclick、onLoad、onMouseMove などのイベントハンドラを過度に多く含む場合の処理に不備が存在するため、メモリ領域が破壊される問題 (CVE-2006-1245)
・HTML Application (HTA) を処理する際に IE のセキュリティ制御が適切に機能しない不備が存在するため、通常表示されるはずのセキュリティダイアログボックスが表示されずに HTA が実行される問題 (CVE-2006-1388)
・IE でのインスタンス化において、意図されていない COM オブジェクトが ActiveX コントロールとしてインスタンス化された場合に、メモリ領域が破壊される問題 (CVE-2006-1186)
リモートの攻撃者に悪用された場合、IE を実行するユーザの権限で任意のコードを実行されてしまう可能性があります。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 全面的
- 完全性への影響(I): 全面的
- 可用性への影響(A): 全面的
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マイクロソフト
- Microsoft Windows Server 2003
- Microsoft Windows Server 2003 (itanium)
- Microsoft Windows Server 2003 (x64)
- Microsoft Windows XP sp3
- Microsoft Windows XP (x64)
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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マイクロソフト
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- CVE-2006-1186
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- JVN : JVNTA06-101A
- JVN Status Tracking Notes : TRTA06-101A
- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-1186
- US-CERT Cyber Security Alerts : SA06-101A
- US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA06-101A
- Secunia Advisory : SA18957
- SecurityFocus : 17453
- X-Force Security Alerts and Advisories : 220
- X-Force Security Alerts and Advisories : 217
- FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-1318
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