JVNDB-2006-000136
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Microsoft Excel のレコードの解析処理におけるメモリ領域が破壊される脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Microsoft Excel には、Excel ファイルの処理において以下の複数のセキュリティ上の問題が存在します。
・BIFF 形式のファイルの解析処理において、BOOLERR レコードに対する妥当性の確認が不適切であるため、メモリ領域が破壊される問題 (CVE-2006-0028)
・description フィールドに対する妥当性の確認が不適切であるため、メモリ領域が破壊される問題 (CVE-2006-0029)
・グラフィックデータに対する妥当性の確認が不適切であるため、メモリ領域が破壊される問題 (CVE-2006-0030)
・特定のレコードに対する妥当性の確認が不適切であるため、メモリ領域が破壊される問題 (CVE-2006-0031)
リモートの攻撃者により悪用された場合、Microsoft Excel を実行するユーザの権限で任意のコードが実行される可能性があります。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 5.1 (警告) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 高
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 部分的
- 完全性への影響(I): 部分的
- 可用性への影響(A): 部分的
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マイクロソフト
- Microsoft Excel 2000
- Microsoft Excel 2002
- Microsoft Excel 2003
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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マイクロソフト
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- CVE-2006-0031
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- JVN : JVNTA06-073A
- JVN Status Tracking Notes : TRTA06-073A
- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-0031
- US-CERT Cyber Security Alerts : SA06-073A
- US-CERT Vulnerability Note : VU#104302
- US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA06-073A
- Secunia Advisory : SA19138
- SecurityFocus : 17108
- SecurityFocus : 15926
- SecurityFocus : 17101
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