【活用ガイド】

JVNDB-2006-000093

PostgreSQL の  gen_salt() 関数におけるハッシュの推測が容易となる脆弱性

概要

PostgreSQL に実装されるハッシュ化関数 gen_salt() には、MD5 および XDES アルゴリズムでパスワードをハッシュ化する際、ソルト生成においてソルト空間の半分しか使用しないため、本来の半分のサイズのソルトによりハッシュ化が行われてしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.2 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


PostgreSQL.org
  • PostgreSQL v7.3.12 およびそれ以前
  • PostgreSQL v7.4.10 およびそれ以前
  • PostgreSQL v8.0.5 およびそれ以前
  • PostgreSQL v8.1.1 およびそれ以前
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 

想定される影響

ハッシュ化されたパスワードやデータが推測される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

PostgreSQL.org レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-0591
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-0591
  2. Secunia Advisory : SA18772
  3. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-0477
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載