【活用ガイド】

JVNDB-2006-000077

Microsoft の Windows サービスにおける権限昇格の脆弱性

概要

Microsoft Windows の (1) Universal Plug and Play Device Host (UPnP) (2) NetBIOS over TCP (NetBT) (3) Smart Card (SCardSvr) (4) Simple Service Discovery Protocol (SSDP) (5) DnsCache (6) DHCP には、各サービスに適用されているアクセスコントロールが適切に行われていないため、本来権限の無いユーザにサービスのプロパティにアクセスされ、設定を変更される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows Server 2003
  • Microsoft Windows Server 2003 (itanium) 
  • Microsoft Windows XP sp3 

想定される影響

本来の権限では実行することのできない、高い権限が必要な操作やコマンドを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Knowledge Base : 914392
  • Microsoft Security Advisory : 914457
  • Microsoft Security Bulletin : MS06-011
  • マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ : 914457
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS06-011
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-0023
参考情報

  1. JVN : JVNVU#953860
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-0023
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#953860
  4. Secunia Advisory : SA18756
  5. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-0417
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載