【活用ガイド】

JVNDB-2006-000009

Microsoft Internet Explorer の GRE におけるメモリ破壊の脆弱性

概要

Microsoft Internet Explorer で使用される Graphics Rendering Engine (GRE) には、WMF (Windows メタファイル) 画像形式のレンダリング過程において不備が存在し、メモリ領域が不正に破壊される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 5.01
  • Microsoft Internet Explorer 5.5

想定される影響

Microsoft Internet Explorer がクラッシュする、あるいは、Microsoft Internet Explorer を実行するユーザの権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Advisory : 913333
  • Microsoft Security Bulletin : MS06-004
  • マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ : 913333
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS06-004
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-0020
参考情報

  1. JVN : JVNTA06-045A
  2. JVN Status Tracking Notes : TRTA06-045A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-0020
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて
  5. US-CERT Vulnerability Note : VU#312956
  6. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA06-045A
  7. SecurityFocus : 16516
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載