【活用ガイド】

JVNDB-2005-000881

Net-SNMP の snmpd における Master AgentX に関するサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Net-SNMP の snmpd には、master agentx モードでの動作時において特別な TCP 切断により誤った変数が解放されるため、snmpd がクラッシュしサービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Net-SNMP
  • Net-SNMP 5.0.10.2 未満のバージョン
  • Net-SNMP 5.1.3 未満のバージョン
  • Net-SNMP 5.2.2 未満のバージョン
サン・マイクロシステムズ
  • Sun Solaris 10 (sparc) 
  • Sun Solaris 10 (x86) 

想定される影響

AgentX サポートが有効な SNMP マスターエージェントである snmpd がクラッシュし、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています (Net-SNMP 5.0.10.2, 5.1.3, 5.2.2, 5.3 で修正済み)。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Net-SNMP サン・マイクロシステムズ
  • Sun Alert Notification : 102929
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 環境設定(CWE-16) [NVD評価]
  2. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-4837
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-4837
  2. SecurityFocus : 23762
更新履歴

  • [2007年06月07日]
      掲載