【活用ガイド】

JVNDB-2005-000856

Symantec 製品に含まれる RAR アーカイブ解凍ライブラリにヒープオーバーフローの脆弱性

概要

Symantec AntiVirus や その他のセキュリティ製品などに含まれる RAR アーカイブ解凍ライブラリには、複数のヒープオーバーフローの脆弱性が存在します。

2005/12/22 時点において、パッチは提供されておりません。
回避策として、巧妙に細工された RAR ファイルを検出するパターンファイルがSymantec から提供されています。LiveUpdate などを利用してパターンファイルを最新のものにすることを推奨します。詳しくは、ベンダーの提供する情報をご確認ください。

2006/01/04 時点において、いくつかの製品については修正版が公開されています。詳しくは、ベンダーの提供する情報をご確認ください。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


シマンテック
  • Symantec AntiVirus 他

想定される影響

遠隔の第三者に巧妙に細工された RAR ファイルを送付され、その RAR ファイルを Symantec 製品 がスキャンすることにより、 SYSTEM 権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダ情報

シマンテック
  • Symantec Security Advisory : SYM05-027
  • シマンテック セキュリティ・アドバイザリー : SYM05-027
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-4438
参考情報

  1. JVN : JVNVU#305272
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-4438
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#305272
  4. Secunia Advisory : SA18131
  5. SecurityFocus : 15971
  6. SecurityTracker : 1015384
  7. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2005-3003
更新履歴

  • [2008年11月21日]
      掲載