【活用ガイド】

JVNDB-2005-000853

Cisco IOS に heap integrity checks を迂回される脆弱性

概要

Cisco IOS には、ヒープオーバーフローが起きた場合に備えてヒープメモリの内容の一貫性を検査する機能(heap integrity check)が組み込まれていますが、この heap integrity check を迂回して任意のコードを実行可能な脆弱性が存在します。

Cisco から提供されるパッチを適用することにより、ヒープオーバーフローの脆弱性を攻撃された場合に任意のコードを実行しないようにすることができます。

また、Cisco では日本語訳の情報を提供していますが、最新情報については英語版のアドバイザリを参照するよう推奨しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS 12.0 
  • Cisco IOS 12.1 
  • Cisco IOS 12.2 
  • Cisco IOS 12.3 
  • Cisco IOS 12.4 

想定される影響

Cisco IOS にヒープオーバーフローの脆弱性が存在し、その脆弱性を攻撃された場合に、ルータ上で任意のコードが実行される可能性があります。
対策

ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-3481
参考情報

  1. JVN : JVNVU#562945
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-3481
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#562945
  4. Secunia Advisory : SA17413
  5. SecurityFocus : 15275
  6. SecurityTracker : 1015139
  7. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2005-2282
更新履歴

  • [2008年11月21日]
      掲載