【活用ガイド】

JVNDB-2005-000851

Clam AntiVirus におけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Clam AntiVirus は、各種 UNIX 系のシステムで動作する、オープンソースのウィルス対策ソフトです。

Clam AntiVirus には、細工された UPX 圧縮形式のファイルを処理する際にバッファオーバフローを引き起こす脆弱性が存在します。

この脆弱性は、最新バージョンである ClamAV 0.87 において修正されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ClamAV
  • ClamAV 0.86.2 およびそれ以前

想定される影響

遠隔の第三者により、Clam AntiVirus の実行権限で、任意のコードが実行される可能性があります。また、UPX 形式で圧縮されたファイルのウィルス検出が出来ない可能性があります。
対策

ベンダ情報

ClamAV
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-2920
参考情報

  1. JVN : JVNVU#363713
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-2920
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#363713
  4. Secunia Advisory : SA16848
  5. SecurityFocus : 14866
  6. ISS X-Force Database : 22307
  7. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2005-1774
  8. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 19506
更新履歴

  • [2008年11月21日]
      掲載