【活用ガイド】

JVNDB-2005-000826

EMC Legato NetWorker の認証機構に関する脆弱性

概要

EMC Legato NetWorker では AUTH_UNIX 認証を用いています。AUTH_UNIX 認証は、遠隔ホストから RPC で接続を要求してくるクライアントプロセスの認証を、遠隔ホスト上にログインしているユーザ名や UID で行ないます。
このことから、ユーザ名や UID を詐称した RPC 接続要求を行なうことにより、遠隔の第三者から不正アクセスを行なわれる可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


DELL EMC (旧 EMC Corporation)
  • Legato NetWorker

想定される影響

遠隔の第三者により、以下のことが行なわれる可能性があります。

・NetWorker クライアントで任意のコードを実行される

・NetWorker server 上の設定ファイルを閲覧されたり改ざんされる

・NetWorker が利用する接続ポート番号を変更され、DoS 攻撃を受ける

・他の NetWorker クライアントからバックアップされたファイルを閲覧される可能性

また、ローカルユーザが管理者権限を取得する可能性があります。
対策

ベンダ情報

DELL EMC (旧 EMC Corporation)
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-0357
参考情報

  1. JVN : JVNVU#606857
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-0357
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#606857
  4. Secunia Advisory : SA16464
  5. SecurityFocus : 14582
  6. ISS X-Force Database : 21887
  7. SecurityTracker : 1014713
  8. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 18800
更新履歴

  • [2008年11月21日]
      掲載