JVNDB-2005-000752
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Microsoft Windows の GRE におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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WMF (Windows メタファイル) は Windows で使用される描画命令(GDI)レコードから構成されているファイルで、直線、矩形、テキストなどの描画、領域の塗りつぶしなどといった描画命令や、色やフォントに関する情報などを含むベクター画像ファイルです。既定では「Windows 画像と Fax ビューア」(Shimgvw.dll) によって開かれます。
Microsoft Windows の GDI32.dll に実装されている、Escape 関数を含む特定の GDI 関数には、WMF ファイルの不正なレコードが処理された場合に、任意のコードが実行可能となる問題が存在します。
「Windows 画像と Fax ビューア」やその他の GDI32.dll を利用するプログラムにより、不正な WMF ファイルが処理された場合、リモートの攻撃者に標的ユーザの権限で任意のコードを実行される可能性があります。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 部分的
- 完全性への影響(I): 部分的
- 可用性への影響(A): 部分的
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マイクロソフト
- Microsoft Windows 2000
- Microsoft Windows 9X 98
- Microsoft Windows 9X 98 scd
- Microsoft Windows 9X me
- Microsoft Windows Server 2003
- Microsoft Windows Server 2003 (itanium)
- Microsoft Windows Server 2003 (x64)
- Microsoft Windows XP sp3
- Microsoft Windows XP (x64)
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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マイクロソフト
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- CVE-2006-0143
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- JVN : JVNTA05-362A
- JVN Status Tracking Notes : TRTA05-362A
- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-0143
- JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2005-0014
- US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA05-362A
- Secunia Advisory : SA18255
- SecurityFocus : 16167
- SecurityFocus : 16074
- X-Force Security Alerts and Advisories : 212
- X-Force Security Alerts and Advisories : 211
- SecuriTeam : 6G00P2AEVE
- FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2005-3086
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