JVNDB-2005-000741
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Microsoft Windows の DNS サーバサービスにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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DNS における名前解決のリクエストは Recursive(再帰)と Iterative(反復)に大別され、再帰問い合わせを受けた DNS サーバは、リクエストされたドメイン名が自身で管理するドメイン名でない場合、ルートネームサーバに問い合わせて解決を行います。
信頼のない送信元からの再帰問い合わせを許可する ISC BIND および Microsoft Windows の DNS Server service では、送信元アドレスが偽装された DNS リクエストを大量に処理した場合に、偽装された送信元ホストに対して大量のレスポンスを送信し、そのホストにおけるネットワークトラフィックおよびシステムリソースを過度に消費させてしまう問題が存在します。
リモートの攻撃者に悪用された場合、第三者への DDoS 攻撃に利用されてしまう可能性があります。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): なし
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): 全面的
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ISC, Inc.
- BIND 9.3.2 およびそれ以前
- BIND 8.4.7 およびそれ以前
マイクロソフト
- Microsoft Windows 2000
- Microsoft Windows Server 2003
- Microsoft Windows Server 2003 (itanium)
- Microsoft Windows Server 2003 (x64)
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
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ISC, Inc.
- Internet Systems Consortium Inc. : Top Page (2007/01/04 現在 本脆弱性に関する情報は確認できませんでした)
マイクロソフト
- マイクロソフト株式会社 : Top Page (2007/01/04 現在 本脆弱性に関する情報は確認できませんでした)
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- その他(CWE-Other) [NVD評価]
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- CVE-2006-0988
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- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-0988
- US-CERT Publications : DNS-recursion121605
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