【活用ガイド】

JVNDB-2005-000726

Ethereal の GTP 解析部におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Ethereal にはプロトコル解析部に以下の複数のセキュリティ上の問題が存在します。

・IRC 解析部の不備により、無限ループが発生し CPU リソースを過大に消費してしまう問題 (0.10.13) (CVE-2005-3313)
・GTP 解析部の不備により、無限ループが発生し CPU リソースを過大に消費してしまう問題 (0.9.1-0.10.13) (CVE-2005-4585)
・OSPF 解析部の不備により、dissect_ospf_v3_address_prefix() 関数においてスタックオーバーフローが発生する問題 (0.8.20-0.10.13) (CVE-2005-3651)

リモートの攻撃者に悪用された場合、Ethereal がクラッシュしサービス不能状態に陥る、あるいは Ethereal の実行権限 (通常 root 権限) で任意のコードを実行される可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 4.0 
  • Asianux Server 4.0 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 

想定される影響

本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ミラクル・リナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-4585
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-4585
  2. Secunia Advisory : SA18229
  3. Secunia Advisory : SA17370
  4. Secunia Advisory : SA17973
  5. SecurityFocus : 16076
  6. SecurityFocus : 15219
  7. SecurityFocus : 15794
  8. SecuriTeam : 6P00B0AEUI
  9. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2005-3095
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載