【活用ガイド】

JVNDB-2005-000722

Microsoft Excel の Excel ファイル処理におけるスタックオーバーフローの脆弱性

概要

Microsoft Excel には、 Excel ファイルを処理する際に、特定のデータに対する妥当性の確認が不適切であるため、msvcrt.memmove() 関数に異常に大きな値が引き渡され、スタックオーバーフローが発生する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Excel 2000
  • Microsoft Excel 2002
  • Microsoft Excel 2003

想定される影響

Microsoft Excel がクラッシュし、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる、あるいは Microsoft Excel ファイルに挿入された任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS06-012
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS06-012
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-4131
参考情報

  1. JVN : JVNTA06-073A
  2. JVN Status Tracking Notes : TRTA06-073A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-4131
  4. US-CERT Vulnerability Note : VU#642428
  5. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA06-073A
  6. SecurityFocus : 15780
  7. SecurityTracker : 1015333
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載