【活用ガイド】

JVNDB-2005-000696

Cisco PIX Firewall における偽装した SYN パケットによるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Cisco PIX Firewall には、不正な TCP SYN パケットを処理した際に、その後一定時間、そのパケットと送信元および送信先情報 (IP アドレスおよびポート) が一致するパケットを拒否する機能があり、不正なパケットの送信元情報を正当なホストのものに偽装された場合、正当なホストからの通信が妨害される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco PIX Firewall 6.3  
  • Cisco PIX/ASA 7.0  

想定される影響

特定の送信元からの TCP による通信が一定時間サービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-3774
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-3774
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#853540
  3. Secunia Advisory : SA17670
  4. SecurityFocus : 15525
  5. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2005-2546
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載